心電図
心臓の動きを示す電気的変化を波型に記録する検査で心臓病の発見に役立ちます。心臓病は、がん・脳卒中とならび三大死因の一つで全死因の約15%を占める大病です。
所見のあった方は、その後の対処に注意していきましょう。
心電図でわかる病気
●心臓肥大
心臓に負担がかかり心筋が肥大する。
高血圧症や弁膜症などによるものと、理由のないものがある。
●虚血性心疾患
虚血とは、心臓の筋肉が酸素不足になる状態をいう。
狭心症
血管が狭くなったところに、血栓が流れてきたり、血管がけいれんすることで一時的に血流が途絶え、その間心筋が酸素不足になり胸痛が出現する。
心筋梗塞
血管が完全につまり、酸素と栄養が途絶え、心筋の一部が死んだ状態となる。狭心症より痛みが激しく、死に至るケースもある。
●不整脈
不整脈には、とくに心配のいらないものと、命にかかわる重症なものとがある。
こんな人は要注意
こんな症状は要注意
□ 少しの動作でも動悸・息切れがある。
□ 疲れやすい。
□ 心臓の鼓動に乱れがある。
□ 冷汗をかいたりめまいがすることがある。
□ 胸の違和感や胸苦しさ(圧迫感)がある。
□ 息苦しくなって目を覚ますことがある。
□ 入浴時などに胸の中央から左肩・左腕にかけて痛みがはしる。
健康ハートのすすめ
狭心症・心筋梗塞の予防や治療では、その危険因子である高血圧症や高脂血症などをコントロールしていくことが大切です。
1.食品は栄養バランスを考えて
2.動物性脂肪より植物性脂肪を
3.塩分注意
4.食物繊維をたっぷりと
以前は心臓病の人の運動は禁じられていましたが、最近では、自分に合った運動をすることで心肺機能が高まり、心臓病の回復や発作の予防に役立つことがわかってきました。
医師や専門家のもとで
○ウォーキング
○軽いジョギング
○サイクリングなど
×筋力トレーニング ×激しい運動
3〜5回/週、20〜40分/回を目安に
過度のストレスは心臓に負担をかけます。
また、動脈硬化を進めることにもつながりますので、上手に付き合っていきましょう。
1.急がず、あせらず、競争せず
2.プラス思考
3.楽しめる趣味を持とう
4.睡眠や休息はたっぷりとろう
1.体重コントロールで適正体重をキープしよう。
2.お酒は適量
3.タバコは吸わない
4.定期健診は忘れずに
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