糖尿病
糖尿病は血液中に含まれるブドウ糖の濃度(血糖値)が異常に高くなり尿中にあふれ出る病気です。この状態が長期間続くと血管や神経が障害され、様々な合併症を招きます。早い段階で対処し合併症を予防していきましょう。
血糖値の判定
血糖値が高くなる原因
合併症
<その他>
・感染症:
抵抗力の低下、化膿しやすい
・動脈硬化
・狭心症、心筋梗塞
・脳卒中、糖尿病性昏睡など
血糖値をコントロールをしよう!
治療の3本柱
*** 体重コントロールが鍵 ***
1.食事療法 〜糖尿病食は健康食〜
(1)1日3食規則正しく
…食事間隔が空きすぎると過食につながります。3食とも同じくらいの量を食べるようにします。
(2)適正エネルギー量を
…血糖をコントロールし、さまざまな合併症を予防することができます。
★1日に必要な適正エネルギーの出し方
<標準体重を計算する>
・・・身長(m)×身長(m)×22
<標準体重に目安となるエネルギー量をかける>
・事務等軽い労働の人
・・・標準体重×25〜30 Kcal=適正エネルギー
・中程度の労働の人
・・・標準体重×30〜35Kcal=適正エネルギー
・建築作業等の重労働の人
・・・標準体重×35〜40Kcal=適正エネルギー
(3)バランスのとれた食事を
…主食、主菜(メインのおかず)副菜(野菜等が主となるもの)をそろえ偏食をなくしましょう。
(4)食物繊維を多くとる
…食後の血糖上昇をゆるやかにします。また、噛みごたえがあるため、食べ過ぎも防いでくれます。
(5)アルコールは控える
…おつまみの食べ過ぎなどで、食事内容が乱れやすくなります。
(6)脂肪は量と質に注意
…高脂肪食はエネルギー過剰になりがちです。特に動脈硬化をおこしやすくする動物性脂肪が多い
食品のとり方は慎重に。
(7)菓子類・ジュース類は控える
…血糖を上げやすく、エネルギーも高いです。肥満のもととなり、栄養のバランスが崩れやすくなります。
2.運動療法
運動療法はインスリンの感受性を高めたり、血中のブドウ糖を消費するので血糖値を下げるのに効果的です。
≪方法≫
できるだけ毎日、1回30〜40 分。
ウォーキングなどの全身運動で、
軽く汗ばむ程度の運動を選びましょう。
3.薬物療法
体重調整・食事療法・運動療法で十分な血糖コントロールが得られない場合に用います。
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